日本には食に関する固有の文化があり、今も引き継がれています。そのひとつが駄菓子であり、以前は街中でたくさんの数で点在をしていたものです。この店ではクッキーやビスケット、チョコレートにドーナツといったスイーツを販売しているのではなく、庶民的な麩菓子やラムネといった単価がお安い菓子類を専門に扱っていました。いまではスーパーマーケットなどでくらでも菓子が買えるようになり、専門店ではなくなったわけです。

昭和50年代までに生まれた方であれば、一度は利用をしたことがあるでしょう。業務用のガラス容器のなかに色んなおやつが入っていて、1個単位から買い求めることができます。ここでは簡単に、駄菓子屋で見受けられる業務用ガラス容器の歴史について触れていきましょう。これは一種の陳列方法であるものの、商品を保管するという目的も備えているものでした。

業務用ガラス容器は専用に作られるのではなく、以前は余った廃材を活用していたのもポイントです。たとえば海で見受けられるブイがそれであり、再利用というスタイルで容器にされていました。一般的には横向きで設置をして、煎餅やチョコレートなどを入れます。いまではガラス容器ではなく、より安価で扱いやすいプラスチック容器に置き換わっています。

ただし、使われ方は以前と同じで陳列をしつつ賞味期限を保てるようにしっかりと保管もされているものです。業務用だと少し大きいのもポイントになっているものです。